春雨や山登笠湯旅日記
管平の保碁谷山
斉藤さんと芳賀富士
 八百夜のご常連の斉藤さんは、我が家から10分ほどの所に住んでいます。旅が大好きな大好きな人です。
葉書にあこがれて郵便局に勤めたというぐらいの旅好きです。また山も温泉も車の運転も好き。
そしてお酒はダメときていますから、私にとってはまったく都合のいい人です。

 10月29日、二人で栃木県の芳賀(はが)町へ出かけました。我が家まで車で迎えにきてくれまして、それに乗って2時間ほど。芳賀町の隣の益子町(益子焼きでおなじみの)の芳賀富士への登山です。林道終点に車を止め、たった10分で山頂へ着いてしまいます。
幼稚園の園児にもゲラゲラ笑われてしまいそうですが、姿も景色も美しい山です。
斉藤さんと芳賀富士
中腹に村社熊野神社が祀ってあります。
お賽銭をあげようと近づいてみますと、腕時計が落ちていました。
「ありがたい!」。早くも御利益ありと、奮発して20円、お賽銭をあげました。
さて、仕事は波賀町のJAと町との共催で、町民会館での独演会です。
250名ほどのお客様。
「金明竹」と「浜野矩随」の二席を披露。
ご意見・ご感想はこちらからどうぞ......
帰りに会場近くの町営の芳賀温泉に入りました。
露天からの田園風景が素晴らしい、またお湯もいい温泉です。
大変御利益のあっ1日でした。それ以来時計は手離せなくなりました。

 10月26日、これもご常連の永井さんと酒井さんに案内されて長野の保碁谷山へ登りました。
昨年永井さんにご紹介していただいて、群馬酒販の酒井さんに仕事をいただきました。
酒の卸会社の酒井さん、名は体を表しています。
その時、教わった「村雨石」を採りに行こうというわけです。
高崎まで電車で行きまして、そこから車で長野まで。途中横川のサービスエリアに寄りました。
帰りにおみやげをどっさりいただきまして、車で行ったせいでしょうか、八百屋が開けるほどの米やら野菜やら果物やら、また手打ちのソバまでいただきました。
これは農協の理事の方が、ご自分で育てたソバを自分で打った(もっとも足では打ちませんが)自慢の物です。
帰ってからさっそく食べてみましたが真に美味でした。
酒井さん(右)と永井さん(左)
酒井さん(右)と永井さん(左)
横川とくれば釜飯です。ところが釜飯はどこにもありません。だるま弁当ばっかりです。
聞きましたら釜飯は上り線で売っているとのことです。下りはだるま、上りは釜飯と分かれているようです。
酒井さんの説明によると、これは中曽根・福田の上州戦争の名残だそうです。
だるまが中曽根さん、釜飯が福田さん。
これどちらが儲かるのか。帰りは釜飯を買う人の方が多いと思います。
だるま弁当よりも釜飯の方が得なようです。だるまさんが転んだとはこのことです。

 さて、長野は管平の保碁谷山。林道から沢へ入って、道のないところをやぶこぎなど苦労して1時間半ほどで現場に到着。
ふだんの山登りの倍疲れます。
この石はここの所にしかないそうです。沢をひ一つ間違えてもないとのことです。
この「村雨石」とは、海の粘土でできています。
黒い石で硯にするといいと思います。これにぽつぽつと、ちょうど雨が落ちてきたように模様が入っているところから村雨石。
うまくするとウニの化石入りが見つかるかもしれないといわれて必死で探しします。崖っぷちで探すにも大変です。
途中永井さんが上から降ってきました。足を滑らせて落石ならぬ落人でしたが、人騒がせな方です。
2時間もやっていたんでしょうか。
まったく幸せなことにウニ入りの村雨石を発見。
大満足となりました。それにしても、この信州の山奥が海だったとは驚きです。
<<もどる >>すすむ